水泳（運動）後、ギックリ腰になってしまった！
久しぶりの休日、子ども（娘）と小学校のプールに行った。休日の一般開放が始まり、４００円程度で入れるので、いつもはウォーキングや瞑想程度のことしかやらない私（センター長）は運動不足解消に！と意気込んだ。娘はスイミングスクールに通っていることもあり体力は私の比ではない。スイミングスクールではいつも1.7㎞は泳ぐそうだ。一方私は50ⅿ泳いでは休み、50ⅿ泳いでは休みの繰り返し。「休んでばっかり！」と言われる始末。しかし、そうでもしないと息が上がり、肩が挙がらなくなる。50過ぎた初老にはかなりキツイ運動だ。娘にクロールの泳ぎ方を教わりながらマイペースで泳いだつもりだった、、、クロールを正しいやり方を教わりながら、、、のちにそれがヤバかったのだと気づいたのも後の祭りでした。。。２時間程度泳ぎ、その日は疲労した体が気持ち良く、満足していました。夜も10時くらいには眠ってしまいました。次の日少し疲労した体イスから立ち上ろうとしたとき、「ピキッ！」、、、「ヤバイ！やってしまった。。。」（心の声）
左腰の筋肉が一瞬で張り詰めた状態に。私が痛めるときはいつも同じ部位、左の骨盤（左腸骨）上部に痛みが走り、左に凸に腰がグニャっとくの字に曲がる。私の体は定期的なメンテナンスを怠ると、疲労が蓄積したり歪みが大きくたってくると、ちょっとしたことがキッカケでギックリ腰が起きてしまうんです。ちょうどセンター内での練習や治療のし合いっこを怠っていたため、今回ギックリ腰になってしまったのだ。
これでは治療に当たれないため、次の日の朝、急遽Ｈくん（教え子）を呼び出し治療をしてもらいました。私のカラダの状態を観察しますと、次のようなことが分かりました。
1⃣ うつ伏せになり脚の長さをチェック、、、左脚が極端に短い。左の骨盤（腸骨）が下がり、右の骨盤（腸骨）が上がっている。両仙腸関節が動かない。
2⃣ 仙骨がガチガチで硬直がすごい。仙骨には多くの靭帯があり容易に動かないよう強力な靭帯がしっかり働いています。強力な靭帯が固めて骨盤が動かないように防御反応がでている状態です。
3⃣ 腰椎３～５番まで全く動かず、脚の筋力（大腿四頭筋、前脛骨筋、ハムストリング筋など）が極端に弱い。
4⃣ 両股関節、腸腰筋（大腰筋・小腰筋・腸骨筋）が硬く伸びない。
骨盤や腰椎の歪み・ズレが大きく、ギックリ腰になるべくしてなってしまったようです、、、歪みやズレをサブラクセーションと言い、詳しくはこちらの映像をご覧ください。↓
体の容態としましては、腰が反れない、イスに座っていると固まってしまい腰が伸びない、瞬間的にビンッと痛みが出る、、、前かがみがきつくなるなどです。
施術法とその経過
初診時（１回目）の施術
腰が伸びない、腰を反ることが出来ない、座位から立ち上がるときに痛みが強い、腰を横に曲げる（側屈）と痛む、歩くと脇腹（骨盤の上辺り）が痛む、、、そんな状態では施術に当たれないので、すぐさま始業前に施術をしてもらいました。まずは骨盤周辺をゆっくり緩めてもらうことから調整してもらいました。仙骨、腸骨、腰椎と小刻みな揺らし運動でまったく動かなくなった仙腸関節、腰仙関節、腰椎の椎間関節を緩めてもらいました。腰が棒のように硬く、柔軟性がまったくなく、ひどい状態でした。受けている私にもその腰の変な状態には驚きました。当センターの調整方法はこちらの映像をご覧ください。↓（骨盤の調整は、開始１分２４秒～３７秒付近をご覧ください）
あまりにも強く骨盤や腰周辺が硬直しているため、大きく強く揺らしても筋肉や関節は緩まないため、小さくゆっくりと仙腸関節と腰仙関節、仙骨の靭帯を緩めることをターゲットに調整してもらいました。腰への血流がかなり悪いのか、受けているときは血流が流れる感じがして、腰が伸びていく感じで気持ち良かったです。調整は身体全体を時間をかけてやってもらいました。股関節、膝や足首の調整までやってもらうと、あらゆる関節がズレていることが肌で感じました。体が傾き荷重のかかり方も変化してしまったせいで、様々な関節がズレを起こしていたのが分かりました。
施術後の容態は、だいぶ腰は伸ばせるようになった。しかし、痛みは出ます。イスに座ったりすると固まってしまう感はあるので、立っている方がラクでした。やはり１回の施術ではここまで良くなるのが限界という感じでした。ただ、その日施術ができる状態まで調整してもらったので、明日の治療に期待。
２回目の施術（翌日）
自分の腰の状態が観察すると、調整してもすぐ戻ってしまう、固まってしまうことが分かった。これは筋肉内のセンサー（筋紡錘）が働くことで、これ以上背骨や骨盤が動くと危険であることを察知し、筋肉に硬直を起こして、腰全体を守ろうとする防衛反応です。ギックリ腰を起こしてしまうメカニズムは、「もうこれ以上腰に負担をかけないでくれ～！」と筋肉がカチッと固めて容易に動けない状態にすることで体を守っていることでもあるのです。動かすと痛む、、、これは今はもう動かないでくれ～！という合図でもあるのです。
次の日の朝、再度施術に当たる前に治療をしてもらった。脚の筋力（大腿四頭筋、前脛骨筋、ハムストリング筋など）はまだ回復していない状態でした。筋肉を硬直、関節可動域の制限が神経の伝達の悪さを起こしているのだと容易に分かりました。両脚の後ろに蹴り出す筋力（ハムストリング筋）、左脚のボールを前に蹴り出す筋力（大腿四頭筋）、左足首を背屈する筋力（前脛骨筋）が弱い状態でした。これはひどい腰痛があるときに共通して起こる症状でもあります。検査をしてみて初めて分かり、本人は気づかずにチグハグの体で常にいる、、、これが体に疲労を蓄積させている要因にもなっているのです。
右の仙腸関節から腰仙関節にかけての硬直がひどく、ここをターゲットに矯正してもらいました。また仙骨周辺の靭帯を緩めるように、矯正と揺らしを繰り返し行ってもらった。初日よりも関節の動きがだいぶ出てきたのが分かるくらい動きが良くなった。ただ同じ姿勢、特に座っていると次立ち上がるときに固まってしまう感はどうしても残っていた。左の股関節周辺の痛みも出てきた、、、腰が悪くなるといつも左の股関節の硬さと歪みがひどくなっているのが常です。これは骨盤の歪みが大きくなるにつれ、股関節の高さが大きく変わるため、立ち方、歩い方に問題が生じているからでしょう。両股関節（腸腰筋）の調整が一番、痛い、、、
１日目と比べるとだいぶ腰も反れるようになっている。腰が怖い感じもだいぶない。ただ、座位で長くいることは出来ない。また明日の治療に期待！
３回目の施術（翌日）
普段の生活には支障はない。座っているのが次に行動を起こすときに腰が伸びにくかったりしてしまう感はどうしても残っている。左腰よりも脇腹の方に違和感、痛みが移動している。歪みが取れていることで、違う部位の筋肉に負担がかかっているのだと推測できます。筋肉痛の様な通常の痛みとは違う痛みです。仙骨周辺、腰椎周辺の関節の動きはだいぶ良く、動いている状態が残っていました。最初の２日感はすぐ硬くなってしまう感じがあったが、明らかに３日目の朝の容態は前日とは違っていました。体も軽い。腰に痛みはあるが、治癒力が働いている、、、そんな感じがしていた。治療に当たっているHくんも治療時間が短くなったのと、ラクにできているようだった（^^
私の判断からしても、３日目の施術後から急激に治癒力がグンっと増した感じがした。痛みの質が変わり、痛みはあるが小さく、歩くこともラクになり、快適なカラダに近いところまで到達している感じでした。全身の筋肉が緩んでいる感じで、脚の筋力も８割がた戻っていた。
４回目の施術（翌日）
４日連続治療を受けるという、いままで経験したこともないことをやってもらった。自分の体がどう変化し、どう回復していくのか、自分の身体を使って体現できた。やはり人の治癒力はすごい！と改めて思った。４日目の施術後は、神経の流れ、血の流れ、体の柔軟性、そして、集中力までも爆上がりするくらい気持ちいい日を迎えられていた。これが快適なカラダだと感じるほどでした。この時点で、すべての痛みは消えたわけではないんです。しかし、快調であることは確か！
当センターが提供する整体は、カイロプラクティック。カイロプラクティックは神経の流れに着目し、その流れを正常にすることで、治癒力を最大限に発揮させることにあります。まさにそれが体現できた。
最後に
今回のギックリ腰を経験し、定期的なメンテナンスの重要性、人の治癒力の素晴らしさを体現できました。６日目には、元脳神経外科医（がん・感染症センター 都立駒込病院） 篠浦先生の篠浦塾のお手伝いのため、長時間の座位での仕事であったが、難なくこなすことができた。この時点でも腰の違和感は残っています。ただ、筋肉が修復されるまでは３～４週間かかるため、その修復の違和感だろうと思う。治療は集中的に行うことで、劇的な回復を目指すことが出来る。治癒力が最大限に発揮できるまで、治療間隔を縮めることで、回復力も格段に上がる、そう感じることが出来た経験でした。
オプティマルヘルスセンターは只今（2023年7月現在）、だいぶ空きが出てきました。時間帯によっては数日後でも予約枠が空いております。オプティマルヘルスセンターは基本紹介制の施術院ですが、どうしても近隣に治療院がない、どこ行っても良くならないという方は、下記の予約専用LINE（友だち追加）を登録し、その旨お伝えください。誠心誠意、対応させていただきます。
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