前かがみで顔を洗えないほどの腰痛、その原因とは?
朝、顔を洗おうとすると腰に激痛が走り、前かがみにすらなれない。そんな経験をしたことはありませんか? 私はあります(^^ 20代の頃から腰痛に悩まされ、立てなくなる日が多々ありました。朝起きてから腰が伸びず、また前かがみで腰が支えられず、洗面所でウォーっと叫んでいました。いまでこそ、施術する側であるので、その原因は分かりますが、当時は試行錯誤、もがいていたのを思い出します。腰痛の原因はさまざまですが、このように日常生活に支障をきたすほどの痛みは、私たちの体がSOSを発しているサインです。
腰が痛くて前かがみになれない方は、実は多くの方が同じ悩みを抱えているのではないでしょか。このコラムでは、前かがみで顔が洗えないほどの腰痛、その原因を探り、改善方法についてご紹介します。腰痛に悩んでいる方に役立つ情報をお届けし、健康な体を取り戻すサポートをいたします。
症状の背景にある主な原因
朝、起きて前かがみで顔が洗えないほどの腰の痛みを何度も経験しています。そんな私の腰の状態を第三者的にも観察することが出来るので、原因は分かっています。腰痛が原因で前かがみになるのが辛いとき、考えられる原因は主に以下の3つです。
1⃣ 筋肉の硬直による動きの制限
腰を支える筋肉が硬直すると、前かがみの動作が困難になります。50代~60代になると、筋肉が柔軟性を失いやすくなり、日常のストレスや長時間の同じ姿勢が筋肉に負担をかけます。特に背中から腰にかけての筋肉が固くなると、腰を曲げる際に必要な柔軟性が低下し、痛みを伴います。筋肉の硬直は運動不足や不良姿勢によっても引き起こされるため、適度なストレッチや運動で筋肉を柔らかく保つことが大切です。
特に、腰部の筋肉群が硬直することで、腰を伸ばす(反る)ことも、前かがみ(前に曲げる)になることもできなくなります。筋肉が緊張することで、緩むことも縮むこともできなくなっているです。背骨に沿ってある脊柱起立筋や骨盤と肋骨をつなぐ腰方形筋が緊張することで、前かがみが出来なくなり、顔が洗えなくなるのです。
また、意外に気づかないのが、腰の筋肉だけでなく、股関節から背骨に繋がっている腸腰筋が緊張することでも、前かがみが出来なくなるのです。腸腰筋は一般的には、脚を後ろから前へ振り上げるときに使う筋肉で、歩行時や走っているときによく使われる筋肉です。靴下を履くときも、この筋肉が収縮(縮む)することで腿をお腹にもってきて、股関節を曲げて靴下を履きますよね。靴下が履けないほど腰が曲がらない場合は、この腸腰筋が緊張したことで、股関節をお腹に近づけないから腰も曲がらないのです。
筋肉が緊張すると、血管や神経を圧迫するため、血流が悪くなり、痛み物質を出すことで、腰痛が引き起こされるのです。
2⃣ 椎間板の老化や劣化による痛み
背骨の間には「椎間板」と呼ばれるクッションの役割を果たす軟骨があり、年齢とともにこの椎間板が劣化しやすくなります。特に、長年腰痛を抱えている方は、この椎間板の劣化が腰痛を持っていない健康な方よりも、椎間板の変形や変性が見られます。
50代~60代では、椎間板が水分を失い、柔軟性が低下するため、前かがみの際に強い圧力がかかり、痛みが生じやすくなります。特に、椎間板が薄くなり椎間孔が狭くなることで、神経が圧迫されると、腰から脚にかけて痛みやしびれが広がることもあります。この状態は、椎間板ヘルニアの前兆となることもあるため、早めの対応が重要です。背骨がズレ椎間板が圧迫され続けると、健康な時の状態へは、なかなか回復しないことも分かっており、背骨をズレを早期に治しておくことが必要です。背骨がズレるとどうなるのか?についてはこちらの映像をご視聴ください。
3⃣ 骨盤や背骨の歪みが腰痛を引き起こす
前かがみで顔が洗えないほどの腰痛、私もそうでしたが、骨盤が歪みがひどく、それの上に載っている背骨もグニャりと曲がり、また捻れていたりと、体全体のバランスが崩れ、腰に不自然な負担がかかっているケースが少なくありません。
50代~60代になると、日常生活や加齢による姿勢の悪化で、骨盤が前後に傾きやすくなります。この歪みにより、腰や背骨が正常な動きをしづらくなり、前かがみになる際に痛みが発生します。骨盤の歪みは、日常のクセや座り方が原因で起こることが多いため、骨盤の調整や姿勢改善が腰痛の予防につながります。
腰を前かがみにする動作は、骨盤を前に倒さなければなりません。土台である骨盤の歪みが大きいと、背骨も無理をして曲げなければならず、緊張した筋肉や動きにくくなった背骨の関節に強い負担を強いるため、「腰をこれ以上曲げないでくれ~」という腰の悲鳴でもあるのです。
背骨のズレを分かりやすく説明するために使用している道具を使いますと、写真のように赤い球の部分が、左側(異常、背骨のズレがある方)と、右側(正常、背骨のズレがない)では、背骨の動きを観察すると、左側の赤玉は動いていないことが分かると思います。3つの赤玉が一直線で曲がっておらず、一方右側がしっかりと滑らかにカーブしていますね。背骨のズレがあると、この滑らかな動きが出来ないため、動こうとしてもm「これ以上曲がらないよう~。。。」と背骨や筋肉が悲鳴をあげているのです。
腰痛を引き起こす背骨や骨盤のズレを放置するリスク
腰痛は時間が経てば自然に治ると思われがちですが、放置するとかえって慢性化することがあります。前かがみになれないという症状を抱えたままでは、日常生活にも大きな影響を及ぼしてしまいます。腰の筋肉や関節が限界を超えたとき、ギックリ腰という耐え難い痛みを引き起こしてしまうのです。ギックリ腰についての詳細はこちらをお読みください。(「整形外科医が決して語らない腰痛の真実」~ギックリ腰の科学~)
こんな生活の支障を感じていませんか?
‣顔を洗う、歯を磨くときに痛みで立っていられないし、前かがみになれない
‣長時間座っていると立ち上がる際に痛みが走る
‣睡眠時に痛みで目が覚めてしまう
‣趣味やスポーツを楽しめない
‣腰の痛みが悪化しないか旅行や遠出が気になってできない
これらは一時的な不便ではなく、腰痛が進行することで、より深刻な状態になる可能性があります。早めの対処が必要です。
カイロプラクティックによる効果的な腰痛解消法
腰痛がひどくなったときにこそ、カイロプラクティック施術が役立ちます。当院では、痛みの根本原因を科学的に分析し、効果的な施術を提供します。腰痛で前かがみになれない原因を特定し、早期改善を目指す施術を行っています。
姿勢分析で不調の原因を解明
当院では、姿勢分析機器を使い、患者さんの骨格や筋肉の状態を細かく確認します。これにより、どの部分に問題があるか、痛みの原因がどこにあるかを科学的に把握します。患者さんの姿勢のクセをビジュアルで見てもらうことで、納得感を持ちながら治療を進めることができます。姿勢分析についての詳細はこちらをご視聴ください。
背骨と骨盤の調整
カイロプラクティックの施術では、背骨や骨盤を正しい位置に戻すことで、腰にかかる負担を軽減します。痛みを和らげながら、体全体のバランスを整え、自然治癒力を高めていきます。当院の施術は痛みを感じない優しい手技なので、初めての方でも安心して受けられます。施術料金と姿勢分析費はこちらをご確認ください。
家でできる「家トレ」で再発防止
当院では、施術だけでなく、家で簡単にできるトレーニング「家トレ」も提案しています。(詳しくはこちら)腰痛予防のために、体幹を鍛えるエクササイズや正しい姿勢を維持するトレーニングを個別指導します。これにより、腰痛の再発を防ぎ、日常生活の中で無理なく取り入れることができます。
当院でのトレーニングは、痛みがひどく初めての方が行うメニューと、痛みが軽減し改善した後のトレーニングメニューは別メニューを用意しております。痛みが軽減し予防のために、筋肉の維持や増強、姿勢維持、カラダを変えたい!という方のための新メニューを導入しました。詳細はこちらをご参照ください。(2024年10月スタート)
早めの対処が健康への第一歩
腰痛が悪化すると、治療に時間がかかり、生活の質も低下してしまいます。しかし、早めに対処することで、痛みを早期に解消できる可能性が高まります。腰が痛くて前かがみになれないと感じたら、できるだけ早く専門的な施術を受けることが重要です。
当院では、3つのステップを踏むことで改善へと導きます。痛みや症状がひどいケースは、まずその症状を抑える施術を行います。「症状改善ケア」期です。個人差はありますが最初の2週間~3週間の間に2~6回程度。症状が緩和され、ある程度治療期間が開けられるところまで回復しましたら、1週~2週間に1回程度まで頻度は少なくなります。ここから本格的に、「姿勢矯正ケア」期に移行していきます。2週間~3週間明けても症状が出なくなれば、あとは「元気維持ケア」期となり、ご自身のペースで「整え」に来ていただきます。
この3のステップを踏む理由は、カラダが正常に働いていない状態であるからです。当院では、3つのチカラを使うことで、効率よくカラダを治していきます。
1⃣ 治る力を引き出します
治らない、治りが悪い、、、という今のカラダの状態は、「脳(自律神経)から治せ~」と言う指令が行き届いていないからです。また、痛んでいる部位、悪くなっているところからの情報が脳へ行き届きにくくなっているので、治らないのです。神経の流れが悪くなっているから、「血流を流せ~!」とう指令も届かないので、酸素や栄養不足で痛めた部位が治らないのです。
2⃣ 栄養で修復します
痛んだ部位には、タンパク質や十分な血流が必要です。痛めた筋肉を活性化させたり、また圧迫され傷んだ神経を早期に改善するために、その悪くなった部位に効率よく栄養を届けることは大変重要です。スポーツ選手がケガで休むとき、治療に集中するため、栄養や休息が重要であると私たち一般の人も同じです。
3⃣ 家トレで予防します
症状が治ったとしても、今の筋肉、関節の状態では、その人の姿勢や動作のクセは変わっていないので、また長年放置していくと、疲労がたまり、歪みが生じやすくなると、再発の恐れがあります。当院では、それを予防するために、悪くなったカラダのときの筋肉や関節に戻らないよう、強化を図るためにお家でできるトレーニング「家トレ」を推奨しています。(詳しくはこちら)1日5分程度、週2~3回程度でも十分予防でき、筋肉増強が可能です。
当院では、この3つのチカラを使用し、改善、再発予防に努めています。
当院での施術後の患者さんの声
実際に当院で施術を受けた方からも、前かがみになれない腰痛が改善されたというお声をいただいています。
- 「長年悩んでいた腰痛が、こちらでの施術と家トレで本当に楽になりました!」
- 「前かがみで洗顔すらできなかったのに、今は痛みを感じずに生活できています。」
- 「もっと早くこちらに来ていれば、あんなに苦しまなかったのにと後悔しています。」
腰痛に悩んでいる皆様にとって、当院のカイロプラクティック施術が健康を取り戻すきっかけになることを願っています。
まとめ
当院の特徴を3つにまとめますと、
1⃣ 科学的姿勢分析 「姿勢分析装置で原因を徹底解明」
2⃣ 痛みのない優しい施術 「カイロプラクティックで早期改善」
3⃣ 個別指導の家トレ 「再発防止と健康維持」
腰痛で前かがみになるのがつらい方は、ぜひ当院にご相談ください。科学的に姿勢を分析し、一人ひとりに最適な施術プランを提供します。また、家トレや栄養アドバイスを通じて、日常生活での健康管理もサポートします。私たちと一緒に、痛みから解放され、元気な体を取り戻しましょう!お気軽にご予約ください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。
お問い合わせ・ご予約
オプティマルヘルスセンターは、2024年10月より個別指導の「家トレーニング」の新メニューを充実させました。集中ケア期に行うトレーニングとは違い(集中ケア期で行うトレーニングは痛みや症状を早期に改善させる簡単なトレーニングです)、現在、予防のため通院いただいている方だけでなく、「ジムにはいきにくい、「道具なしでも鍛える方法を知りたい」、「自宅でやれるようトレーニングを習得したい」、、、そんな向けに新メニューです。
カイロプラクティック・整体+トレーニング、いわゆる「整う」と「鍛える」を融合させた他店にはないサービスを提供しています。どこ行っても良くならないという方、認知症を予防していつまでも若々しくいたい方は、下記の予約専用LINE(友だち追加)を登録し、その旨お伝えください。誠心誠意、対応させていただきます。
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