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イライラや不安、産後うつの対処法

【コロナ禍で産後うつ、イライラ、不安が増加!?】

コロナ禍での出産は従来のような立ち合いや面談などに厳しい制限が設けられているようです。例えば、検診には家族の付き添いが制限されたりと厳しい制限があります。また、妊娠中から入院が必要になったりした人も、面会が制限されているだけでなく、場合によっては禁止となり、一人で過ごす時間が多くなってしまった妊婦さんもいるようです。

妊娠中はただでさえ不安を抱えやすい時期に、身近な家族でさえ制限が続き、精神的なストレスで情緒が不安定になってしまった妊婦さんもいると言います。ママさんと赤ちゃんの命を守るための措置とはいえ、妊婦さんにはココロの支えがなくなってしまうという厳しい環境にたたされています。さらに、妊娠中だけでなく出産のときもコロナ禍の影響を受けており、出産後の面会をも制限するクリニックが多かったようです。家族の面会だけでなく、ママさんも退院までは会えなかったという話も聞きます。

産後うつという言葉があるように、産後はうつ症状に悩まされるママさんがいます。コロナ禍においては、出産前から多くのストレスと抱えているケースも少なくないようで、産後はそのストレスを抱えたまま、育児のストレスにさらされ、うつ症状に悩まされるママさんが多くいるようです。

筑波大准教授の松島みどり氏(公共政策)などの研究グループが昨年2020年10月に行った調査では、1年以内に出産した母親らを対象にしたメンタルヘルスに関する調査では、産後1年未満の母親2,132人のうち「産後にうつ症状がある」人の割合は約24%に上ったという報告があります。

厚生労働省の2013年度の調査によると、出産した女性のうち約10人に1人に産後のうつ症状が確認されています。単純比較はできないが、松島氏の調査結果ではうつ症状で悩まされるリスクが2倍以上になっていることになります。このように出産を機に「うつ」を発症する「産後うつ」は、一般的なうつの5倍以上あると言われています。

コロナ禍で、夫が在宅ワークになり家にはいるが、パソコンに向かって仕事をしているが子育ては一切やらない、部屋にこもりっきり、そんな声も聞こえてきます。男性にとっては耳が痛い話だが事実だ。いざ、赤ちゃんを抱き上げてもお母さんの抱っこでないと泣き止まないし、眠ってくれない。そうなると夫も子育てを手伝うことに嫌気がさしてくる。結局は役に立たない夫にイライラがつのるばかりだ(^^;

【産後うつの原因は?】

ある調査によれば、約70%のママさんが「子育てで孤立を感じる」と言います。なぜ産後のママさんたちは、孤独や不安を感じやすいのでしょうか?

鍵を握るのは、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」です。エストロゲンは、妊娠から出産にかけて分泌量が増えますが、出産を境に急激に減っていきます。すると母親の脳では神経細胞の働き方が変化し、不安や孤独を感じやすくなると言われています。


       ※グラフは産後クライシスの原因は?より抜粋

実はこれ、わざと不安や孤独を感じるようなカラダの仕組みをしていると言うのです。

その根本原因とも考えられているのが、人類が進化の過程で確立したと言われる、「みんなで協力して子育てする」=「共同養育」という独自の子育てスタイルにあるといいます。核家族化が進む現代では見られなくなってきたが、おじいちゃん、おばあちゃん、その兄弟家族、パパやママの兄弟など大家族でひとつ屋根の下で住んでいた時代がありました。兄弟も多く、兄や姉が赤ちゃんの面倒を見ることも珍しくありませんでした。ところが、現代はパパとママ、そして赤ちゃんだけの家族で住んでいることが多く、おじいちゃん、おばあちゃんも別居しており、すぐに預けられる生活ではなくなってきているのが実態なのです。

アフリカ・カメルーンのジャングルの中の小さな集落に森を移動する人=バカ族というユニークな部族が、太古の人類の生活を今も維持しているという。それが「共同養育」です。そこにいたある女性には11人の子どもがいた。互いに年齢が近く、たくさんの子どもを次々に産んでいる。この部族には育児をしながらでも、次々に出産できる仕組みがあるち言います。太古の時代に作った仕組みがこのバカ族には残っています。生後3ヶ月の赤ちゃんを残して森に仕事をしに行き、別の女性が育児や授乳を行います。そこには共同で養育するという独自の子育て術「共同養育」があります。

つまり、こう考えることもできます。
出産直後にエストロゲンが減少するのは、「共同養育」を母に促すためそうなっているのではないかということです。不安や孤独を感じれば、仲間と一緒に子育てをしたくなる。家族全員、周りの人達と子育てをしたくなるようなカラダの仕組みになっているのではないか。

人類学者はこうも言っています。「人間は進化の過程で共同で保育をするようにできていて、必要な時は子供どもを預けられるにできているのに、現在は誰も助けてくれるわけではない。そういう風には人間は作られていないのではないか。共同養育の本能が今でもしっかりと残っているのではないか。」

人間の母親たちはの本能的には、「仲間と共同養育したい」という欲求を感じていながら、核家族化が進む現代環境でそれがかなわなくなっています。その大きな溝が、いわゆる「ママ友」とつながりたい欲求や、育児中の強い不安・孤独感を生み出していると考えるのが普通だろう。



不安
を感じているとき、ストレスホルモンの一種である「ノルアドレナリン」が分泌されることで不安感が増すと言われています。ノルアドレナリンは怒り、恐怖、不安に反応し副腎より分泌されます。不快や危険を察知するのに役立つ神経伝達物質です。

例えば、車を運転していて交差点で子どもが飛び出してきた、思わず急ブレーキをかけ難を逃れた・・・そんな経験したことある方もいるでしょう。この経験があると、次に同じ交差点に差し掛かると、そのことを思い出し危険を察知し減速して交差点に入る。そんな危機管理機能に役立っているストレスホルモンです。

また、信じていた彼女に裏切られ失恋してしまった・・・そんな経験をすると次に好きな子が出来ても告白できない。また裏切られ失恋してしまうんじゃないかと不安感を抱く。これもノルアドレナリンの働きによるものだと言われています。つまり、ノルアドレナリンがしっかりと働くことで危機管理能力が備わっているとも言えます。

ところが、ノルアドレナリンが暴走するとイライラ切れやすくなったり、また不安感がピークに達すると、人と対峙することが怖くなる対人恐怖症やパニック障害、うつ病などを発症してしまうのです。

このように、女性ホルモン・エストロゲンだけでなく、ストレスに反応する神経伝達物質などにも影響を及ぼすのが、産後うつであると言えます。そして、そのバランスを担っているのが、セロトニン(幸せホルモン/OHC呼び名:ハピホル)です。

セロトニン(幸せホルモン/ハピホル)は、ノルアドレナリンやドーパミンとともに、ストレスに関わる脳内の神経伝達物質のひとつで、最も重要とされる神経伝達物質のひとつです。このセロトニンが指揮者の役割を果たすことで、バランスをとっており、ストレスをコントロールしていると言われています。つまり、不安感が増しているときは、ノルアドレナリンだけでなく、セロトニン(幸せホルモン)の分泌量も崩れている可能性があります。セロトニン(幸せホルモン)は、眠りのホルモンであるメラトニンの材料になっているので、セロトニン(幸せホルモン)の分泌量が減ると、なかなか寝付けなくなったり、眠りの質も悪くなってしまいます。


このように、産後うつのもうひとつの原因として挙げられるのが、育児による慢性的な睡眠不足です。
2〜3時間おきに授乳しなければならないママさんにとっては、夜なかなかゆっくり眠ることもできなくなります。そこで重要なことが、最初の深い眠り「ノンレム睡眠」の90分、これをゴールデンタイムと言いますが、この時間の眠りの質を良くするだけで、グッと楽になってきます。

この最初の深い眠りの時に、いかに質の良い眠りにするかで大きく変わってきます、赤ちゃんを寝かしつけ、そのまま一緒に眠ることで約2〜3時間は起きない。このときカラダを休ませる方法として、おすすめなのが。「首枕」です。

これは、枕を頭にするのではなく、首・頸部に当てることで、脳への血流を良くして、首や肩のコリを和らげる寝方です。首枕の簡単な方法は、バスタオルをグルグルと拳大の大きさに巻いたら、それを首の後に当てて寝る方法です。頭には何も置かないで寝て下さい。頭の後ろに枕を置いて寝ていた人は最初は慣れないかもしれないが、自然に慣れてきます。次の日、首や肩がスッキリするというお声もたくさん頂いています。ぜひ、お試しください!

【産後、夫へのイライラがつのる本当の理由とは?】

「産後クライシス」という言葉をご存知だろうか?

6歳未満の子どもを持つ育児家庭を対象にした調査によると、子どもが0~2歳と育児が大変な頃に、もっとも離婚が多いという衝撃の事実があります。まさにこの産後間もない時期にママたちの多くが感じやすいのが「夫へのイライラ」。男としては非常にツイいところ・・・とほほ。。。

育児で助けてもらいたい夫に対し、ついイライラしてしまう理由・・・それも、ママさんの体内で分泌されるホルモンが密接に関わっているというのです。そのホルモンの名は「オキシトシン(別名:愛情ホルモン・抱擁ホルモン)」。出産時や産後の授乳時、わが子と触れあっている時などに最も多く分泌されるホルモンです。

ところが、このオキシトシン(愛情ホルモン・抱擁ホルモン)、愛情だけでなく、同時に「他者への攻撃性」を強める作用もあるというのです。たとえ夫であっても、育児に非協力的な人は「攻撃の対象」となり、イライラ感を強め、夫婦関係の破綻を招くホルモンでもあるのです。つまり、育児に協力しない相手を敵とみなすような働きを持つというのです。いや~、驚きですね~!

そもそもオキシトシン(愛情ホルモン・抱擁ホルモン)には、心臓の血管を強くする働きを持っており、怒りなどの感情、いわゆるストレスに対抗して、血流を促し心肺機能を上げカラダを強くしようとします。子どもへの愛情と夫への怒り、一見全く逆の作用であるかのようだが、愛情の裏返しとも言えないだろうか(^^

では、オキシトシン(愛情ホルモン・抱擁ホルモン)を「攻撃性」ではなく「愛情」を強める方向に働かせるには、どうすればよいのでしょうか?

それは、夫が妻の育児相談に真剣に耳を傾ける! それだけ! どうも聞くだけで、妻の感情がリラックスして、ココロがが安定することがわかっています。男性は、理屈や正解を語りたがるが、女性はそうではない。聞いて欲しいのだ(^^

実はこれ、子育てに限ったことではなく、大事なポイントは「寄り添い」の気持ちを示すことだろう。子育てを分担することももちろん大切ですが、やっぱり男性は仕事に行き帰ってくるのも遅くなる。妻が自宅で一人で子どもをみるつらさを理解し、共感し、「よくがんばってるね!お疲れ様!」と認めてあげることが大切ですね。

妻の承認欲求を満たしてあげることです。承認してあげコミュニケーションをとることで、セロトニン(幸せホルモン)の分泌も促され、ココロは落ち着くでしょう。さらにオキシトシン(愛情ホルモン・抱擁ホルモン)の作用でイライラを感じやすいママたちの心を和らげ、円満な夫婦関係にもつながると考えられますね(^^ 私は今となれば、あまりやってなかったな~と反省してます。。。

【イライラ・不安感を吹き飛ばす方法】

赤ちゃんがいると家でできることは限られてくるので、一番オススメの方法を2つ紹介します。まずひとつは・・・

●肩回し体操
これは下記図のように両肩を回すことで幸せホルモン(セロトニン)を出す方法です。ぜひ動画(1日たった2分デキない脳をハピホル脳に変える方法)もご視聴下さい。動画の最後の方に同様の肩回し体操を解説しています。


↓ 1日たった2分デキない脳をハピホル脳に変える方法 ↓

そして、もうひとつが、イライラ・不安感が増し自律神経が乱れたときに実践していただきたいのが、号泣」です!

これは『涙活』と呼ばれているストレス発散、自律神経を整える方法です。実は涙を流すと自律神経が整う効果があります。涙にはコルチゾールというストレスホルモンが含まれていて、涙を流すことでストレス物質を外に排泄する効果があります。

そして、ウルウル涙するより、号泣と言ってガンガン涙が流れるほど泣いてほしい。感極まって涙を流すと自律神経は交感神経(緊張)からいっきに副交感神経(リラックス)へとスイッチングします。つまり、いっきに神経の働きがそのとき切り替わるんです。

不安感でいっぱいなときは、落ち着こう、落ち着こうとしてもなかなかできないもの。そんなときはいっきに交感神経(緊張)を高ぶらせ、次に副交感神経(リラックス)を働かせたほうが良いでしょう。号泣のように感極まるこの瞬間に交感神経がいっきに高まり、その後、涙が滝のように流れると副交感神経(リラックス)が働きはじめます。このスイッチング効果は、なかなか普段の生活では体験できなく、号泣しなければ実現しません。失恋した時、泣くとスッキリするのはその効果です。とにかく泣くことはストレスを解消してくれる素晴らしい生理現象です。

今は自宅にいながら、ネットフリックスAmazonプライムビデオなどのサービスを利用し、多くの映画やドラマを観たいときにいつでも時間を選ばず観ることが出来ます。映画館では大人から子どもまで泣ける映画と評判の「鬼滅の刃 無限列車編」が大ヒットしています。私はまだ鑑賞していませんが、観た人の感想を聞くと、とにかく泣ける、号泣レベルだと言います。人間の本能に突き刺さる言葉、親が子どもに本当に伝えたいことなどが描かれた素晴らしい映画だと言われています。クレヨンしんちゃんもオススメです(^^ 良い話題のない世の中、日本もまだ見捨てたもんじゃないなと思いました。日本人の多くが涙を流し、幸せホルモン(セロトニン)の分泌量が増えることを願っています(^^


【2回目の緊急事態宣言で生活はどう変わる?】

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対策のため、オプティマルヘルスセンター(OHC)のある茨城県では県独自に2021年1月18日(月)~2月7日(日)まで緊急事態宣言として不要不急の外出自粛、飲食店の営業短縮(酒類の提供は夜7時まで。夜8時~午前5時まで営業自粛)等が発令されました。

外出自粛、在宅ワークによりまたストレスが溜まるかもしれません。ストレスが溜まると、イライラ・不安感はひどくなるケースがあります。ストレスを溜まると、特に首から肩へかけての筋肉が硬直し、脳への血流が悪くなっていきます。頭痛がひどくなったり、頭がボーとしたり、目の疲れがひどくなったりもしてきます。脳への血流が悪くなると、ストレスに対する神経伝達物質のバランスも崩れていきます。

そのことで、セロトニンの(幸せホルモン)の分泌も悪くなり、メラトニン(眠りのホルモン)の材料が少なくなることで睡眠障害もはひどくなってくるケースも出てきます。オプティマルヘルスセンター(OHC)では感染対策をしっかりとったうえで、ご自身ではストレス解消できなくなった方のためのメニューを用意しております。セロトニン(幸せホルモン)の分泌を助ける「セロトニン活性療法(こころの整体)」を施すことで、セロトニン分泌を促し、バランスの崩れたノルアドレナリンやドーパミンの分泌を調整します。3つの神経伝達物質をバランスよく調整することで、心は落ち着きカラダもラクになります。セロトニン(幸せホルモン)が分泌されると、スッキリ爽快感とともに、モヤモヤ感もなくなります。

子育て世代のママさんにとっては、受験や塾決め、卒業、進級など様々なストレスを抱える時期でもあります。ストレスが溜まりすぎると対処できなくなってしまうケースも出てきますので、早めの対処をオススメします。


【オプティマルヘルスセンター(OHC)ではストレスに対しどう対応するのか?】

ストレスにより乱れた自律神経(神経系含む)を整えることに主眼を置き、脳とカラダの調整を行いいます。脳とカラダのコミュニケーションが正常に行えるようになるようオプティマルヘルスセンター(OHC)では、カイロプラクティック施術及びセロトニン活性療法により神経と脳に対しサポートを行っております。

カイロプラクティック施術の理論に関しましては先ほどの映像をご覧ください。そして、セロトニン活性療法は創始者である滝本氏(セロトニン活性療法協会代表理事)により20年以上の年月をかけセロトニン分泌に特化した施術法を導入しており、自律神経へのアプローチを格段に良くしております。滝本氏の研究は様々な論文にも掲載されており、その科学的根拠は示されています。

1.健常者成人に対するセロトニン活性療法の影響に関する研究

2.セロトニン活性療法が健常成人の唾液中のセロトニン分泌に与える影響

またオプティマルヘルスセンター(OHC)は、セロトニン活性療法協会認定院です。セロトニン分泌に特化した施術法を導入しております。セロトニン不足かも?と感じましたら、ぜひオプティマルヘルスセンター(OHC)まで気軽にお問い合わせ下さい。オプティマルヘルスセンター(OHC)は原則紹介制ではございますが、ご条件が合えばお受けできます。詳しくはこちら(料金をご確認下さいますよう、お願いいたします。

もし、あなたが3院以上、3か月以上通っているのに一向に良くならない場合は、背骨、神経、脳の専門とした施術を行うオプティマルヘルスセンター(OHC)へぜひお問い合わせください。本来、オプティマルヘルスセンター(OHC)は紹介制ではありますが、ご紹介者のいない新規のお客様もお受けしております。

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もし、あなたが「いきなり通院はできない」と思われる場合は、オプティマルヘルスセンター(OHC)の「幸せホルモンで覚醒スイッチON!脳と体を最高にコンディショニング!」を無料動画配信中ですので、こちらを友だち登録して観てくださいね(^^

参考)
TED ストレスと友達になる方法 ケリー・マクゴニガル(スタンフォード大学 心理学者)
ひだまりこころクリニックブログ「産後うつ病」
産後クライシスの原因は?
NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?2」