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不安は成長しているってこと?悩みを吹き飛ばす方法

【人はなぜ不安になるのか?】

私は子どもの頃から何するにも不安が尽きなかった。運動会の徒競走やリレー、授業での発表、給食の配給・・・何するにも不安感や緊張感でいっぱいになったのを覚えています。小学生時代、足が速かったこともあり、いつもリレーでは期待され、スタートは緊張で心臓が張り裂けそうな状態だった。

ただ、スタートを切ってしまえば後は目の前のことに精一杯で緊張も不安もない没頭している状態でした。そう、いつも不安感や緊張感は、その行為の直前までで行動してしまえば、結果如何に関わらず不安感や緊張感は吹っ飛んでしまう。もちろん、心臓はまだバクバクしていますが。。。ただ、それを乗り越えた時の達成感や喜び、それが得られたことで子どもなり自分が成長したなってことを感じていました。

不安感を抱かない人はいないと思います。

その経験から私は、不安を抱くことは自分自身が成長したいと思う願望を持っているからだと考えています。今の現状から脱したい、乗り越えたい、将来を見据えているから不安感のような感情を抱く、そう思えるのです。私自身の息子・娘2人(小学2年生女・6年生男)の子どものイベントを観ても同じような経験をしているのだなぁとつくづく思います(^^

コロナ禍で、様々な不安を抱いている人が増えているのも事実です。感染の不安、生活の不安、仕事の不安、収入の不安・・・いろいろ考えると不安は尽きない。

【不安になっている脳とカラダの状態は?】

不安もストレスのひとつ。このようにストレスを感じた時、脳ではどんな活動をしているのか。カラダの中ではどんなことが起きているのか。そのことについて書きます。

想像してみてください。
バンジージャンプに挑戦すると心に決めた。しかし、いざその場で立ってみると、とてつもない恐怖と不安で足がすくむ。心臓バクバク、全身に震えと冷や汗。私は挑戦したいとも思っていませんが(^^;

バンジージャンプに挑戦しようとするとき、脳とカラダではどんなことが起きているのか。
恐怖と不安というストレスが襲いかかると、カラダではストレスホルモン(コルチゾール)が血液中に放出されます。このストレスホルモン(コルチゾール)はステロイドとして知られており、炎症を抑えてくれる役割を持っていますが、過剰に出てしまうとまた脳内では、ノルアドレナリンが反応し、不安感が増してきます。安全と分かっていても、足はすくみ、心臓は張り裂けそうになるでしょう。

バンジージャンプの例えは極端ですが、私たちは、◯◯に挑戦しよう、△△トライしよう、☓☓をやってみようと思った時、

一方では
●失敗したらどうしよう
●うまくいかなかったら恥ずかしい
●世間体が気になる

などなど、良からぬことを考えてしまいがちです。17年前、私はこの健康支援センターをやっていくと決めるも、いざオープン間近になると、お客さんは来るのか、ちゃんと施術はできるのか、この仕事で生活はできるのか、など不安感でいっぱいになったことを今でも覚えています。

ただ、この不安感がなければ次のステップに向かっているのか分からないということも言えます。つまり、動いている、行動しているから不安感が出てくるのだと思えるからです。行動していなければ、不安感のような感情も生まれてこない。不安感は行動している証拠でもあると考えています。

また、不安感がなければならないこともあります。
例えば、あるとき車を運転していて、交差点で子どもが飛び出し危うく事故を起こしそうになった・・・そんな経験をしたとしよう。次にその交差点にさしかかったとき、以前子どもが飛び出してきて事故を起こしそうになったことを思い出し、ノルアドレナリンが分泌して危険を察知し、事故を起こさないようゆっくり走行し安全運転を心がける。このようにノルアドレナリンが出て不安感が出てこないと、事故を起こしそうになったときのように、同じ危険な目に合うことが想定できますね。ノルアドレナリンは、怒りや不安・恐怖に反応する脳内の神経伝達物質です。

確かに、不安感が増大しすぎたり、はたまた不安感がまったくなかったりすると、

●次の行動ができなくなったり
●人と合うのが怖くなり対人恐怖症になったり
●うつ的症状にようにふさぎ込んだり
●常にイライラ、怒りっぽくなったり

そんな状態になったりもします。

また、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症対策により在宅勤務になったことで、外にでる機会が減った。朝出勤していたことがなくなり、太陽の光に浴びることが少なくなった。この影響は脳内神経伝達物質である幸せホルモン(セロトニン)の分泌量が少なくなってしまうことを指します。幸せホルモン(セロトニン)の分泌量が減ると、それを材料として眠りのホルモン(メラトニン)が作られるため眠りのホルモン(メラトニン)が少なくなってしまうことでもあり、眠りが浅くなったり不眠症になったりする原因と言われています。


【不安感・自律神経の乱れを吹き飛ばす方法】

当センターには新型コロナウイルス(COVID-19)感染症により不安感が増したことで、自律神経が乱れ、動悸がひどくなったり、眠れなくなったり、頭痛が起きたりなどの理由で来院される方々がいらっしゃいました。

●もし感染したら・・・
●これから生活はどうなるのか・・・
●在宅になってストレスが増えた・・・

などなど不安感が増し、自律神経の乱れが原因の症状に悩まされる人が多くなったと言えます。当センターも緊急事態宣言が発令された2020年4月、2割のお客様は来院を控えてらっしゃいました。私もこれからどうなるのかという不安感でいっぱいでした。お客さんは戻るのか、対面するこの仕事はこれからどうしていくことがいいのか・・・考えたらきりがない状態でした。

ただ、私は昔から「変えられないものに執着しない」と思っていますので、新型コロナウイルス(COVID-19)の状況はどうやっても変えられません。どうあがいても何も状況は変わらないと思うんです。変えられないものに執着しても時間のムダだし、悪いこと考えたらキリがありません。

ですから、まず

変えられないものには執着しない!

ということです。

もうひとつ、幸せホルモン(セロトニン)を増やすことが重要です。

その方法が、
●朝日を浴びる
できれば午前中太陽の光を15〜20分程度浴びる 日焼け止めを塗っても大丈夫 サングラスはNG! 雨の日や曇でも外に出るか、窓を開けて光を目に当てることが重要(白熱灯や蛍光灯の光では太陽の光を再現できない)

●リズム運動をする(ラジオ体操、ウォーキング)
音楽を聞きながらではなく、リズムを刻むように「1、2、1、2・・・」と頭の中でも良いのでリズムを刻むように体操したり、ウォーキングする

●肩回し体操
これは下記図のように両肩を回すことで幸せホルモン(セロトニン)を出す方法です。ぜひ動画(1日たった2分デキない脳をハピホル脳に変える方法)もご視聴下さい。動画の最後の方に同様の肩回し体操を解説しています。


↓ 1日たった2分デキない脳をハピホル脳に変える方法 ↓

最後に、もうひとつ、不安感が増し自律神経が乱れたときに実践していただきたいのが、号泣です!

これは『涙活』と呼ばれているストレス発散、自律神経を整える方法です。実は涙を流すと自律神経が整う効果があります。涙にはコルチゾールというストレスホルモンが含まれていて、涙を流すことでストレス物質を外に排泄する効果があります。

そして、ウルウル涙するより、号泣と言ってガンガン涙が流れるほど泣いてほしい。感極まって涙を流すと自律神経は交感神経(緊張)からいっきに副交感神経(リラックス)へとスイッチングします。つまり、いっきに神経の働きがそのとき切り替わるんです。

不安感でいっぱいなときは、落ち着こう、落ち着こうとしてもなかなかできないもの。そんなときはいっきに交感神経(緊張)を高ぶらせ、次に副交感神経(リラックス)を働かせたほうが良いでしょう。号泣のように感極まるこの瞬間に交感神経がいっきに高まり、その後、涙が滝のように流れると副交感神経(リラックス)が働きはじめます。このスイッチング効果は、なかなか普段の生活では体験できなく、号泣しなければ実現しません。失恋した時、泣くとスッキリするのはその効果です。とにかく泣くことはストレスを解消してくれる素晴らしい生理現象です。

世の中はGO TO トラベル、GO TO イートで盛り上がり、一方では、映画「鬼滅の刃 無限列車編」が大ヒットしています。私はまだ鑑賞していませんが、観た人の感想を聞くと、とにかく泣ける、号泣レベルだと言います。人間の本能に突き刺さる言葉、親が子どもに本当に伝えたいことなどが描かれた素晴らしい映画だと言われています。クレヨンしんちゃんもオススメです(^^ 良い話題のない世の中、日本もまだ見捨てたもんじゃないなと思いました。日本人の多くが涙を流し、幸せホルモン(セロトニン)の分泌量が増えることを願っています(^^

それでもなかなか解決できない症状は、当センターまでご相談下さい。

 

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参考)
セロトニンLab
MSDマニュアル家庭版「不安症」
厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」
厚生労働省「こころもメンテしよう」
ひだまりこころクリニック「不安障害」
セロトニンDojo