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背中のゆがみが原因⁉ あなたの慢性腰痛は「胸椎」がカギだった⁉

“腰が悪い”は間違い!?

「腰痛って、腰が悪いからでしょ?」多くの方がそう思いがちですが、実は「腰」だけが悪いわけじゃないんです。

こんにちは、阿見町のカイロプラクティック整体院・オプティマルヘルスセンター、院長の金子(通称:ぶんちゃん)です。

腰痛の悩み、特に「何をしても良くならない慢性腰痛」でお困りの方、多いですよね。特に40~60代の女性は、家事やお仕事、介護などで忙しく、気づけば腰が痛い…なんてこと、よくありませんか?

今日はその「慢性腰痛」の原因を、実は腰より“もっと上”にある「背中のゆがみ(胸椎のズレ)」からお話ししますね。

腰じゃなく背中!?「胸椎のズレ」が慢性腰痛の隠れた原因

腰痛といえば、腰の骨(腰椎)を思い浮かべる方が多いですよね。でも実際には、背中の骨(胸椎)が原因になっていることが多いんです。特に「フラットバック」と呼ばれる、背中のカーブ(胸椎の自然な丸み)がなくなった状態。これ、知らず知らずのうちに、スマホを長時間見たり、背中を丸めて座るクセで起きていることが多いんです。

例えるなら、自然にしなっている釣り竿が、まっすぐ棒のようになってしまうイメージ。釣り竿なら折れちゃいそうですよね? 背中も同じで、カーブが消えると上半身を支えるクッション性がなくなり、その分、腰にドーンと負担がかかるんです。

背骨はなぜS字カーブが必要なの?

私たちの背骨は、生まれたときはC字型の「1次弯曲」だけで、ほとんど真っすぐです。しかし、成長とともに首が座り(首の「2次弯曲」)、立ち上がって歩けるようになると腰にも「2次弯曲」が形成され、結果として背骨は「S字カーブ(生理的弯曲)」を持つようになります。

このS字カーブは、重力を効率よく分散し、歩行時の衝撃を和らげる重要な役割を果たしています。首、背中、腰と3つのカーブがあることで、腰にかかる負担を10分の1まで軽減することができていると言われています。例えば、上半身が30㎏の重さがあった場合、理想的な3つのカーブがあると30㎏の10分の1、つまり30㎏÷10=3㎏の重さまで軽減できることになります。

しかし、デスクワークや長時間のスマホ使用、不良姿勢により、このカーブが崩れることがあります。胸椎のズレが引き起こす要因は、それだけではなく、「食べすぎ、飲みすぎ」などによる胃や腸へに負担が大きな要因になっているのです。


以外にも、薬・飲料・食品(農薬、添加物、化学物質、グルテン・未消化物等)の問題もあります。私たちが普段口にしてるものによる、胃や腸、肝臓や膵臓などへの過剰な負担が、胸椎のズレを引き起こす大きな要因でもあるのです。



胃や腸など内臓への負担が、内臓から神経をかえして、背骨へ伝えられ、その周辺の筋肉や靭帯がどんどん硬くなっていきます。(内臓反射)過剰負担を強いている場合は、その悪い情報が送られ、背骨周辺の過緊張を引き起こします。胸椎が硬くなると、その補正作用(代償)として、首(C3~5番)と腰(Ⅼ4~5)の動きが大きくなり、不安定になります。背骨は常にバランスを取ろうとしているので、硬くなるところがあると、その補正として、動きやすくなるところが出ています。
腰痛の最初の時期は、腰、腰椎が動き過ぎによる痛みやコリ、違和感です。

こんな症状ありませんか?または経験していませんか?

● 背中(広背筋・脊柱起立筋・肩甲下筋)緊張や拘縮
● 呼吸補助筋(横隔膜・肋間筋)の硬化が、呼吸の浅さや自律神経症状が増悪。(動悸・息切れ・イライラ・喘息)
● 胸椎の動きが低下し、肩甲骨間の「つかえ感」「鈍い痛み」

また、背中の胸椎(T6~T9)が硬くなることで、内臓への神経伝達が悪くなり、次のような症状が出てくることもあります。

背骨 臓器機能の変調 症状例
T6 胃の働きの低下、横隔膜の緊張 胃もたれ 胸やけ 呼吸が浅い
T7 胃〜十二指腸、膵臓の消化酵素分泌低下 胃痛 消化不良 下痢・便秘の繰り返し
T8 肝臓・脾臓の代謝・免疫低下 倦怠感 右肩の重だるさ 免疫力低下
T9 副腎・腎臓ホルモン機能低下 慢性疲労、ストレス不耐性、血圧不安定
T12 小腸 お腹のはり感 ガス痛
L1 大腸 便秘 大腸炎

 

つまり、「腰痛」といっても、腰だけでなく背骨全体、特に胸椎のカーブの崩れが根本原因になっているケースが少なくないのです。背中(胸椎)の丸みがなくなると、腰椎が代わりに体重を支えようと頑張ります。これが「腰に負担が集中する」状態。一時的なら筋肉が頑張ってくれるのですが、毎日この状態だと、筋肉は悲鳴を上げます。すると、腰の筋肉がガチガチになり、血流が悪くなって、酸素や栄養が届かなくなり、慢性的な痛みへ…。これが「何をしても治らない腰痛」の正体です。このように3ヶ月以上続く慢性的な腰痛は、ひどくなると「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」、「すべり症」に発展する恐れがあります。

一見、腰痛と関係の無い胃腸症状は、慢性腰痛を引き起こす要因になっているのです。「私、腰痛以外にも思い当たる症状がある…」という方は、この胸椎のズレによる神経の乱れが原因かもしれません。背骨のズレに関する分かりやすい映像はこちらをクリック。

慢性腰痛には胃腸や肝臓の働きを良くすることが重要

慢性腰痛は腰の治療だけでは良くならないのはお分かりでしょうか!?
慢性腰痛に至った経緯など詳しく問診で探っていく必要もありますが、多くの慢性腰痛持ちの方は、70%以上の確率で胃腸症状が出ています。また、肝機能の低下を疑う方も少なくありません。これを見逃さないためにも問診だけでなく、胸椎のズレ(特にT6~9)があるのか、背中の適度な丸みがなくなっていないか(フラットバック、背中が平ら)、ねじれがないか、、、など観察していく必要があります。当院では、まずあなたの姿勢を科学的に分析します。赤外線で背骨の位置をチェックし、胸椎のカーブがどうなっているのか、ねじれがないか、左右の傾きはどのくらいかなど、ひとり一人の姿勢のクセを観察し、ウィークポイントを分析していきます。

胃や腸の働きがひどい場合は、胃や腸の働きを助けるサポート商品の摂取も推奨しています。当センターでは、「ジェイソンウィンターズバイオプラス」を推奨しております。生きたまま腸まで届く有胞子性乳酸菌配合で、腸だけでなく、胃の働きを強化した商品になっています。

お問い合わせ・ご予約

このように慢性腰痛の原因は、腰だけでなく、背中、胸椎のズレから始まっているケースは、様々な研究結果から証明されてきており、この飽食の時代に今後も慢性腰痛は増えていく可能性があります。それを見極めることができる治療院をあなたが探すことが出来れば、問題ないでしょう。でも、多くの施術家さんはこの真実も知らない方も多いようです。正しく対処すれば、驚くほど早く回復することも可能です。当院では、痛みの改善はもちろん、再発予防のためのトレーニングや食事指導も行っています。「もう慢性腰痛からおさらばしたい!」という方は、ぜひご相談ください。
当院では、姿勢を整えるカイロプラクティック施術と、栄養サポート、簡単に続けられるお家でできるトレーニング「家トレ」を組み合わせることで、あなたの若々しさを内側からサポートします。

オプティマルヘルスセンターは、2024年10月より慢性腰痛の早期改善と再発予防に力を注ぐために、トレーニングメニューを充実させました。施術とトレーニング合わせた新価格にて提供しております。さらに、予防のため通院いただいている方だけでなく、「ジムにはいきにくい、「道具なしでも鍛える方法を知りたい」、「自宅でやれるようトレーニングを習得したい」、、、そんな向けの新メニューもご用意いたしました。
カイロプラクティック・整体+トレーニング、いわゆる「整う」と「鍛える」を融合させた他店にはないサービスを提供しています。どこ行っても良くならないという方、認知症を予防していつまでも若々しくいたい方は、下記の予約専用LINE(友だち追加)を登録し、その旨お伝えください。誠心誠意、対応させていただきます。

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 #カイロプラクティック #慢性腰痛 #痛み


参考文献

1. Loss of thoracic kyphosis and musculoskeletal pain

  • 出典例: Lee JH, et al. (2016). Effect of thoracic posture on muscle activity of the neck and upper back. Journal of Physical Therapy Science.
     要旨: 胸椎の後弯角が減少している姿勢は、僧帽筋や肩甲挙筋に過緊張を引き起こし、肩こり・首こり・肩関節可動域の制限をもたらす。
     臨床的意味: 胸椎のカーブが減少することで、姿勢の歪みと筋負担が肩周囲に集中する。2. Flat thoracic spine and low back pain
    • 出典例: Endo K, et al. (2020). Relationship between thoracic curvature and chronic low back pain in elderly patients. Spine Surgery and Related Research.
       要旨: 胸椎の後弯が減少している高齢者は、腰椎への負担が増加し、慢性腰痛の有症率が高くなった。
       ポイント: 胸椎が硬くなると、腰椎が代償的に動きすぎてしまい、椎間板や筋肉へのストレスが増える。

       

      2. Flat thoracic spine and low back pain

      • 出典例: Endo K, et al. (2020). Relationship between thoracic curvature and chronic low back pain in elderly patients. Spine Surgery and Related Research.
         要旨: 胸椎の後弯が減少している高齢者は、腰椎への負担が増加し、慢性腰痛の有症率が高くなった。
         ポイント: 胸椎が硬くなると、腰椎が代償的に動きすぎてしまい、椎間板や筋肉へのストレスが増える。

         

        ■ 脊柱アライメントと腰痛の関係

        • 腰痛は腰椎、骨盤、胸椎のアライメント異常と密接に関係していると、多数の研究が報告。
        • **姿勢異常(特に胸腰椎移行部での側屈や回旋)**は、局所的な椎間板、椎間関節へのメカニカルストレスを増大させ、慢性腰痛の一因になる。
           【引用論文】
          • Lee JH, et al. (2018). “Association between spinal alignment and chronic low back pain: A cross-sectional study using radiographic data.Spine J.
            → 腰椎前弯の減少(フラットバック)や胸椎の過剰後弯は、腰椎の過負荷を助長し、慢性腰痛の有病率を増加させると報告。

        ■ 生体力学的負荷と組織損傷

        • **腰椎の側屈変形や捻じれ(回旋)**は、椎間板内圧の不均等化を招き、髄核突出や線維輪の損傷を生じやすい。
           【引用論文】
          • Adams MA, Dolan P. (2005). “Spine biomechanics.J Biomech.
            → 椎間板は捻転ストレスに弱く、反復的な側屈・回旋動作は、線維輪のミクロ断裂を引き起こすリスクを高める。Thoracic Hypokyphosis(胸椎後弯減少)と腰痛
            • 胸椎の後弯減少(いわゆるフラットバック)は、腰椎の過負荷と腰痛発症リスクを高めると報告されています。
            • Barrey C et al. Sagittal balance disorders in severe degenerative spine. Eur Spine J. 2011;20 Suppl 5(Suppl 5):686-94