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歩けない痛みが劇的に改善!坐骨神経痛を克服した驚きの回復

坐骨神経痛は非常に辛いものです。痛みが右臀部から足へと放散し、歩行が困難になり、日常生活が大きく制限されることもあります。しかし、早期に適切な治療を受けることで、回復の道が開けることを多くの患者様が実感されています。今回は、40代の男性患者様Aさんが体験された治療経過について、当院のアプローチをご紹介いたします。

患者様の症例

患者様は、大柄な体格の40代男性Aさんで、体重は95キロ。右臀部から右足にかけての坐骨神経痛に悩まされていました。症状としては、右脚のスネ部、股関節外側、臀部の痛みとしびれがあり、3年前に一度発症したものの、その後は定期的なメンテナンスを怠り、体重も増加していました。数日前に急に痛みが強くなり、歩くのも辛く、右脚に体重を乗せることができない状態に。歩くだけで痛みがひどくなり、満身創痍の状態で当院に再来院されました。加えて、高血圧も確認され、183/133mmHgという高い数値が記録されていました。

1回目施術 初診時の所見

Aさんは、右臀部から右足への坐骨神経痛を訴えて来院されました。詳細な問診と身体検査を行い、痛みの原因を明確にするために慎重に評価しました。その結果、いくつかの重要なポイントが浮き彫りになりました。

まず、最も大きな問題は右側の骨盤、特に右の仙腸関節部の動きが制限されていることでした。この部分の動きがないことが、右脚にかかる負担を増加させ、痛みを引き起こしている最大の要因だと考えました。また、仙骨の動きも非常に少なく、これが神経の圧迫や血行不良に繋がっていると考えられます。

さらに、右脚のスネ部に強い筋肉の緊張が見られ、特に股関節の動きに制限がありました。これにより、右脚がスムーズに前に出にくくなり、歩行時の痛みが悪化する原因となっていました。股関節と仙腸関節の動きが悪いため、これらを改善するための施術が必要です。

他に気になったのが、高血圧です。3年前に来院頂いたときよりかなり上昇しており、体重の増加に伴い、少し危険な容態でもあると言えます。同時に、脊椎の上部胸椎(T1~3番)の状態を観察しますと、大きく後ろへ変位しており、心臓への交感神経圧迫が考えられました。こちらの治療も経過を観ながら必要であると考えました。

初回の施術では、まず身体全体のバランスを整え、神経の圧迫を軽減することを重点的に行いました。Aさんは、施術後にかなり楽になり、普通に歩けるようになったと実感されました。体の動きがスムーズになり、痛みが軽減したことに驚かれました。これが当院の施術の特徴である、短時間で効果的に体の不調を改善する方法の一つです。

当院では、患者様に原因を分かりやすく説明するために、坐骨神経痛の原因が背骨や骨盤のズレにより起きることが、こちらの映像で分かるように提供しております。

1回目の施術内容

初回の施術では、まず右の仙腸関節部と仙骨を中心にアプローチしました。これにより、骨盤の動きと仙骨の動きを改善し、神経圧迫を緩和しました。また、右股関節の動きの制限を解消するために、股関節周辺の筋肉や筋膜を柔軟に保つ施術を行いました。これにより、痛みが軽減され、体全体のバランスが整いました。

セルフケア提案

さらに、患者様には腸腰筋のストレッチを提案しました。特に右股関節前面部が硬直しており、この硬さが右脚の前進を妨げていました。腸腰筋は股関節を前に出す動きに深く関わっているため、ストレッチを行うことで股関節の柔軟性が改善され、歩行の動きがスムーズになることが期待されます。

施術後のフィットネスバイク

施術後には、股関節や仙腸関節の動きをさらに良くするため、フィットネスバイクを5分間漕いでもらいました。軽い運動を行うことで、血流が改善され、関節の可動域が広がります。これにより、患者様の股関節や仙腸関節の柔軟性が向上し、痛みの緩和にも効果的です。今回の患者様のように、体重をかけて歩行しにくいケースや、高齢者のように歩行自体がかなり厳しいケースは、体重をかけないフィットネスバイクが股関節や膝関節に負担がなく動かすことができ、また骨盤の運動(仙腸関節の動き)ができるので最適なのです。

初回の施術後、患者様は大きな改善を実感され、歩行の辛さが軽減したことに喜びを感じていただけました。今後も、定期的な施術とセルフケアを組み合わせて、症状の回復を目指していきます。

今後の治療経過の説明

当院では、どのような経過をたどり治癒していくのかを説明します。
明確な症状が出ている状態から、施術(治療)を繰り返すことで、関節の可動域が徐々に改善していき、神経や血管の流れが良くなることで、少しづづ症状が軽減されていきます。症状が逆戻りしない『
自然回復期』レベルまで回復させないと、すぐに再発する可能性があります。早い段階、1~2ヶ月以内に、症状がほぼなくなり、安定期にはいる『自然回復期』までに回復させるのが理想です。

ですので、赤い線の部分(症状改善ケア期)での来院は通常週1~2回、重症化の場合は3回以上来ていただくことが、早期に症状からの脱出が可能になります。症状が治まれば、安定期に移行させるように、少しづづ期間をあけていき、週1回、2週1回程度の治療間隔になります。以降は、定期メンテナンスへ移行するので、月1~2回程度が健康維持には望ましいと考えています。当院では、必要とされる3つのステップを症状を取り除く施術を行う「症状改善ケア」、症状が治まり安定期に移行するための「姿勢矯正ケア」、健康状態を維持・増進させるための『元気維持ケア」に分け、施術計画を立てて行っていきます。

2回目の施術(翌日)—まだ痛みが残るも、改善を実感

2回目の施術(次の日)は、歩くとやはり痛みが再発し、10メートルも歩けない状態でした。右足の痛みは依然として強く、ベッドで仰向けになっても痛みで眠れない状態が続きました。しかし、この段階でも前回の施術に比べると、体の一部に変化が見られました。まだ痛みが残っているものの、初期の改善があったことに患者様は希望を感じていました。若干のびっこひいた状態ではありますが、初診時の歩き方に比べれば、かなり改善していました。気になったのが、夜痛くて眠れないという状態でしたが、今回は少し眠れたとのこと。

3回目施術(2日後) 体重管理とタンパク質摂取の重要性、定期的なメンテナンスの提案

施術から2日後、患者様は首の痛みも感じていたことに気づきました。これは、坐骨神経痛と同時に発生した症状で、背骨や骨盤の歪みが全身の不調を引き起こしている証拠でした。首の調整を行った結果、患者様は首の痛みが軽減し、夜間の痛みで眠れなかった状態も改善されました。これにより、患者様は少しずつ回復を実感し、夜の睡眠が取れるようになりました。

3回目の施術を終えた後、患者様は痛みの軽減を実感され、夜もよく眠れるようになったとのことです。しかし、歩行時の痛みが完全に解消されていないことに加え、右脚にかかる負担が依然として感じられました。そこで、さらに効果的な回復を目指すため、体重管理と食事の改善についてもアドバイスをさせていただきました。

タンパク質摂取の提案

体重を減少させるためには、筋肉量を維持・増加させることが不可欠です。そのためには、カラダをつくるためのタンパク質を十分に摂取することが重要です。特に体重が重ければ重いほど、その体重を支える筋肉や組織を維持するためのタンパク質の摂取量も増えます。筋肉を効率よく増やすために、以下のようなタンパク質が豊富な食材を積極的に取り入れることをお勧めしました。

  • 鶏むね肉 : 高たんぱく・低脂肪で、筋肉作りに理想的な食材
  • 青魚(サバ、シャケ) : 良質な脂肪とタンパク質が豊富で、オメガ3脂肪酸も摂取できる
  • 全卵 : ビタミンやミネラルも豊富で、完全なタンパク源
  • イカ、タコ : 低脂肪・高タンパクで、消化吸収も良い
  • 大豆製品 : 植物性タンパク質源として、豆腐や納豆なども有効
  • プロテインパウダー : 食事だけでは不足しがちな場合に補助的に利用

     

これらの食材をバランスよく取り入れることで、筋肉の修復や再生が促進され、今後の回復がさらにスムーズに進むとともに、再発のリスクも軽減します。

たんぱく質の摂取が難しい患者様には、より簡単に摂取できる「プロテインパウダー(ナトラプロテイン:きな粉味)」を提案しております。えっ?プロテイン必要なの?と思う方もいらっしゃると思いますが、傷ついた筋肉、血管、神経を早期に修復し回復させるのは、その材料であるタンパク質が欠かせないのです。特に、症状が強く治りにくい状態にある場合、修復に必要なたんぱく質が足りていないことがあげられます。お家のリフォームするのに、その材料がないのと同じで、必要な材料が届かない限り、修復できないのです。

必要とされるたんぱく質の量は、健康維持には、体重60㎏の場合は、1日最低60ℊのタンパク質が必要です。今回のように、症状が強く出て、修復に必要とされるタンパク質はその1.6倍、すなわち体重60㎏の場合は、60×1.6倍の96ℊは必要な場合もあります。

当院が提供する「ナトラプロテイン」は、最新の研究データと論文を基にスポーツ、エイジングケア、美容を科学した新コンセプトのオールインワン・プロテインです。

ナトラプロテインの特徴は、2つあり

①グラスフェッド牛
広大な大地でストレスなく自然放牧で育ったグラスフェッド牛は、穀物や人工飼料、ホルモン剤や防カビ剤等を使用していないため、有害物質のリスクがなく、安心してお飲みいただけるのが特徴です。また、放牧時に自然の牧草等を食べているため、栄養価が高く、特にベータカロテンやビタミンEやオメガ3脂肪酸などの含有量が多いのが特徴です。

②WPI(ホエイ・プロテイン・アイソレート)
グラスフェッド牛の牛乳から身体への負担が大きいカゼインや脂肪分を取り除くことでできた水溶性の乳清(ホエイ)を、何度もフィルタリングすることで乳糖を取り除いたグラスフェッドWPI。身体への負担がなく、乳糖不耐性の方でも安心してお飲みいただけます。

グラスフェッドWPIはプロテインの中で、最も栄養価が高く、動物性プロテインの課題を解決できていることから、「プロテインの王様」と呼ばれています。たんぱく質(プロテイン)は体内のあらゆる部分に存在し、さらに、血液やホルモン、消化や吸収にかかわる酵素をつくるのもたんぱく質です。ナトラプロテインは、最新の研究データから、たんぱく質を効率よくからだに取り入れ、働かせるための栄養成分をバランス良く配合し、皆様の健康づくりをサポートするものです。特にこのナトラプロテインは、40歳以上の方々に必要とされる栄養素が含まれているため、シニア層に人気のプロテインです。

体重の増加と背骨・椎間板への負担

体重が増加すると、特に大柄な体型の方においては、背骨や椎間板への負担が大きくなります。体重が増えることで、腰や臀部、脚への圧力が強くなり、それが坐骨神経痛の再発を引き起こす原因となります。症状が軽減した状態でも、重い体重を支えるために背骨や椎間板にかかる負担は改善しきれていないため、再発のリスクが高くなります。早期改善と再発防止には、体重の適正化とその維持が非常に重要です。

定期的なメンテナンスの重要性

また、痛みが軽減したからと言って、完全に症状が改善したわけではないことを強調しました。痛みが出てからでは遅い場合もありますので、今後も定期的なメンテナンスを行うことが重要です。定期的に身体をチェックし、筋肉や関節の状態をケアすることで、再発を防ぎ、健康な状態を維持することができます。

施術の効果が表れている今だからこそ、メンテナンスの意識を高め、定期的に通院していただくことをお勧めしました。症状の予防と長期的な健康維持のためにも、治ってからもまずは月1回程度の通院を維持し、必要に応じて調整を行いながら、体調の改善を目指していきましょうとアドバイスをしました。患者様には、引き続きセルフケアとしてのストレッチや生活習慣の改善を続けていただきつつ、施術と食事管理を組み合わせた総合的なアプローチを提案しました。

4回目の施術(2日後)—歩行の改善

4回目の施術(2日後)では、歩行時に右足のスネ外側に痛みが出るものの、歩ける距離が大幅に改善されました。1分以上歩けるようになり、痛みの軽減が顕著に見られました。これは、骨格の調整、特に骨盤周辺の動きの改善が進んでいる証拠です。体重の負担が減少し、歩行が可能になったことに患者様は大きな喜びを感じました。

5回目の施術—安定してきた血圧

5回目の施術(3日後)では、夜の睡眠が安定し、体調が上向きに。血圧も161/127mmHgと初診時からマイナス20mmHgと安定し、身体全体の状態が改善されてきたことを感じられました。上部胸椎部の後方変位も改善してきており、そこの神経圧迫が取り除かれているのだろうと推測します。しかし、歩行時の痛みはまだ完全にはなくなっていません。これからも痛みが取れるよう、引き続き治療を続ける必要がありました。

6回目の施術—ベッドの硬さの調整

6回目の施術(4日後)では、朝起きると痛みがひどくなっていたため、就寝環境に関するアドバイスを行いました。腰痛持ちの患者様に良くあるケースなのですが、朝起きたときに、「腰が伸びない」、「腰が痛い」、、、このケースは寝ている姿勢自体が腰に負担をかけているため、なかなか回復しません。坐骨神経痛のような症状を抱えた場合、ベッドの硬さが影響していたため、硬さを調整することを提案しました。これにより、朝の痛みがかなり軽減されました。また、右脚のスネの痛みは大きく改善されましたが、臀部の痛みが引き続き気になる状態でした。

7回目の施術—改善が続く

7回目の施術(2日後)では、夜間の眠れない状態は改善し、ベッドの硬さを調整したことで朝の痛みも大きく軽減されました。患者様は、日常生活での痛みの軽減を実感し、ポジティブな変化に自信を深めていました。この時点から施術の間隔を空けることができると判断しました。本来持っている治癒力を活かし、「姿勢矯正ケア期」の安定期に向かわせる段階です。

8回目の施術—姿勢の改善と歩行の改善

8回目の施術(6日後)では、姿勢が大きく改善され、歩行時のかばう歩き方もなくなりました。これにより、患者様はさらに歩きやすさを感じることができました。また、血圧も156/118mmHgと安定しており、身体全体の調子が良くなってきたことが確認できました。上部胸椎のズレも改善しており、交感神経に関わる問題が心臓にも影響を与えていた可能性があることをお伝えしました。

今後の施術計画

患者様は、集中ケアの段階を終え、安定期に入ってきました。8回目の施術から週1回の施術に切り替え、さらに症状が落ち着いた段階で2週に1回、3週に1回のペースで施術を行う予定です。今後も、再発防止を考慮したアフターケアを行い、患者様が健康を維持できるようサポートしていきます。Aさんの場合は減量も視野に入れ、今後のサポートをしていきます。

お問い合わせ・ご予約

この患者様のように、坐骨神経痛は早期に適切な治療を受けることで、驚くほど回復が早く進みます。「手術しかない…」「再発してしまった…」と諦めず、今こそ体と向き合ってみませんか? 当院では、姿勢を整えるカイロプラクティック施術と、栄養サポート、簡単に続けられるお家でできるトレーニング「家トレ」を組み合わせることで、あなたの若々しさを内側からサポートします。

オプティマルヘルスセンターは、2024年10月より椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の早期改善と再発予防に力を注ぐために、トレーニングメニューを充実させました。施術とトレーニング合わせた新価格にて提供しております。さらに、予防のため通院いただいている方だけでなく、「ジムにはいきにくい、「道具なしでも鍛える方法を知りたい」、「自宅でやれるようトレーニングを習得したい」、、、そんな向けの新メニューもご用意いたしました。
カイロプラクティック・整体+トレーニング、いわゆる「整う」と「鍛える」を融合させた他店にはないサービスを提供しています。どこ行っても良くならないという方、認知症を予防していつまでも若々しくいたい方は、下記の予約専用LINE(友だち追加)を登録し、その旨お伝えください。誠心誠意、対応させていただきます。

詳しくは、症状別メニュー「椎間板ヘルニア・坐骨神経痛」をご参照ください。

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 #カイロプラクティック #坐骨神経痛 #痛みしびれ